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株式会社ギミック475A

東証スタンダード

サービス業

株式会社ギミック

会社概要
社名:株式会社ギミック
設立:2003年12月
事業内容:患者に最適な医師の選択を実現させるための情報を網羅的に集積した「ドクターズ・ファイル」を中心とした医療特化型プラットフォーム事業

登壇者名

株式会社ギミック 代表取締役社長 兼 社長執行役員 CEO 横嶋大輔 氏

質疑応答:競合優位性と今後の成長戦略について

質問者:競合と比較した際の貴社の強みと、それを踏まえた今後の成長戦略についてお聞かせください。

横嶋大輔氏(以下、横嶋):私たちと外形的に似ているWebサイトは世の中にいくつかあると思いますが、ビジネスモデルや本質においては、基本的に相当な差異があると認識しています。つまり、弊社としては直接的な競合の存在を自覚していない状況です。

私たちは、例えば「患者さんを送客したらいくらになる」というようなビジネスモデルではなく、クリニックから定額の利用料を毎月いただくビジネスモデルです。このようなビジネスモデルで競合するところは基本的にないと考えています。

理由は、クリニックへの営業が大変難しいからです。先生はプレイヤー兼経営者ですので、営業できる時間帯は午前診療と午後診療の間の約4時間しかありません。この間に接点を持って商談していくのは、非常に難易度が高いです。

そのため、他社では美容整形などのコンテンツに進まれることもあると思いますが、私たちはそこに実直に取り組んできたからこそ、今があると考えています。

弊社の成長モデルは非常にシンプルだと考えています。ネットワーク外部性を追求していくビジネスですので、まずは顧客数を拡大します。

そして、「顧客数×顧客単価」となりますので、DXやHR、地域医療連携でさまざまなサービスを追加し、クロスセルを図っていきたいと考えています。すべてのクロスセルが実現できた場合、年間の顧客単価が約200万円まで上昇します。

医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」単体の売上は年間で約40万円ですが、クロスセルとして一番売れている医療情報マガジン『頼れるドクター』も年間で約40万円です。その他の商品を組み合わせると年間で約200万円となるため、クロスセルを継続し、単価を上げていきたいということです。

また、私たちは地域を限定してドミナントで営業していくスタイルです。東名阪福プラスアルファのエリアは、非常にドミナントの効果が出やすいマーケットだと捉えています。

開業医の世界は横並び意識が非常に強く、隣の先生が取り組んでいることを気にして真似するという構造があります。そのため、私たちは地域を限定して集中的にドミナント展開を行い、単価を上げていきたいと考えています。

生産性に関しては、原稿をたくさん作る必要がありますが、昨今AIをかなり導入してきました。これにより、編集担当者が比例して増えない、という構図が作れていますので、そこで収益を拡大していきたいと考えています。

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